Genba
現場でのこだわり
家づくりが行われる「現場」。そしてそこはお施主様の暮らしがスタートする場所でもあります。
私自身がこの「現場」で仕事をするにあたってのこだわりや注意点を書かせていただこうと思います。
また「現場」ではうれしいこともたくさんあるので、そんな出来事や想いも発信できれば。
家が完成するまで、ひとつひとつ丁寧に積み重ねていることを知っていただく機会になればうれしい限りです。
着工前
いよいよ建築工事がはじまる。
この着工前というのは、とにかく準備に気を遣います。
何事もそうですが、結果は準備で決まるもの。
だからこの着工前というのは完成を
しっかりイメージしながら準備する時なのです。
その準備の中でも私が最も注意を払っているのは
『建物の配置』です。
もしここで間違うと最後に大変なことになってしまうから。
特に注意しないといけないことは
隣地との境界をしっかり確認できているか?です。
意外と田舎になればなるほど、
境界がはっきりしていないところもまだまだ存在します。
また古い土地になればなるほど、公図もない、
使われ方も役所に申請済みのものと実際が異なる。
そもそも大きさが違うということも未だに多々あります。
こうした確認は、やはり『現場を見る』しかありません。
たった10cm、15cmの差でも、
後々大きな影響が出てしまうことなので、
まずは着工前は『現場を見る』ことがとても大切です。
他にも見ないといけないポイントはたくさんあります。
だからいつも気を引き締めて
着工前の準備に取り組むことにしています。